月組退団者が発表された。(遅)
正直、はるひさんも城咲さんも予想はできた。
瀬奈さんの退団とともに常に頭の片隅で意識していたことだった。
でも。
羽桜しずく、退団。これは全く予想できなかった。
まさかの展開に、
あんたはこれから頑張らなあかんのちゃうんかーい!
きりやんの相手になるんとちゃうんかーい!
たまやんは、髭男爵と化した。
2003年初舞台生は美形揃い。
たまやんは、初舞台当時からしずくさんに目を付けていた。(おっさんか)
華月さんのように華やかでも、
ねねさんのようにサイバーでも、
大月さんのように男前でもない。
しずくさんは、ちょっと目を瞬かせすぎたような、
控えめで薄幸そうな顔をしていた。
ここまで、名前と顔が一致してる人も珍しい、というような。
2007年、星組で新公主演に抜擢。
すごいやん、しずくさん!
ちょっとテレビで見てみたら、正直上手くはなかった。
けど、何か守ってあげたい雰囲気を醸し出してた。
去年、月組へ組替え。
と同時に、いきなりヒロイン。
大丈夫か、しずく。
みんなが心配してた。(と思う)
不器用そうでか弱そう。
まさに、葉っぱの上にのった雫のようだった。
みんながそれを落とさないように、
そっと優しく育てていこうとしてるように、私には見えた。
その点、浮舟はそのまんまだった。
形代になることを恐れる浮舟が匂宮にそっと抱きしめられる姿は、
必要以上に胸が熱くなった。
そして、テルーな歌にみんなが手に汗握った。(それは関係ない)
エリザベート。
新公のタイトルロール。
本公演では、少年ルドルフ。
しずくさんにとって大きなチャレンジ。
瀬奈さんが、しずくのルドルフが可愛いんだよね、とデレっとしていた。
その通りに可愛く、テルーだった歌も地声が良く出るようになっていた。
新公のシシィも健闘してるように見えた。
そして、何よりあの少し凛々しくなった美貌が映えた。
ただ、この頃、ナウオン何かで見るしずくさんは疲れてるように見えた。
それがただただ心配でした。
しずくさんが退団する。
雫を乗せた葉っぱは大きく丈夫に、桜の幹は太くなった。
もう誰かに守られることなく、一人で行けるんだろう。
月組で一回り大きくなったしずくさんを送り出せること。
それがせめてもの救いです。
しずくさんがラストステージにさらなる煌きを残せますように。
退団者のみんながラストステージまで存分に輝けますように。
そっと祈ります。