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☆だんだらだらだら☆

記憶力がないアラサーのブログ。演劇/ミュージカル/宝塚/歌舞伎/映画/美術館/フィギュアスケート/JAZZ/大阪万博/食べ歩き/カメラ(OM-D E-M10 mark2) などの話題。

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2013.09
15


17:20
大阪7年ぶりとなる『レ・ミゼラブル』。
前回観たのは中学生の時。
あまり覚えてないけど、暗かったなー、というのと、
「彼を帰して」が印象的で、「星よ」で意識が彼方へと飛び去ったという記憶。
…そんなにいいイメージがなかった、レ・ミゼ。
なので、映画版もDVD鑑賞という、消去的姿勢。

しかし、今回気づけば、東京・大阪合わせて4回見てた…!(激ハマり)
そして、理性を抑えなければ、上限なしに通い倒そうとする自分がいる。(ぶるぶる)
一応、13日がマイ千秋楽でした…い、一応。


いやー、しかし、本当に素晴らしいミュージカルですね(今更ドヤ顔で言うな)
波乱の時代と必死に生きる人たちのエネルギーと、それに負けない音楽と絶妙のリプライの仕方と。
そして、改めて「神」のお話なんだな、と。
罪と罰と赦しと愛と。魂の救済と、愛を失った人と、魂を救えなかった人々と。
劣悪な環境の中で、何を信じ、どう生きるか。
そして、どんな未来を目指し、作っていくか。
色々なキャラクターが様々な決断をするわけだけど、
どれが正義で悪かも、一概に、決められないわけで。
でも、共通しているのは、
この時代ではぼんやりしがちな「生き抜く」という志と行動。
観終わったときのあの感覚は忘れないでおこうと思った。
(とはいえその感動を実生活に生かすのが至難の業なんだけれども…)

旧演出との違いは、ぼんやりとしかわからず。
前は、幕明きとか地下道なんかは盆を回してた気が。
ガブローシュの死も盆で回してしっかり見せてた。
基本、暗い物語らしく、シンプルにまとめてた気がする。

ところが、今回はものすごく映像を駆使。
1幕は、そこまで気にならず、「動く絵」に近い。
工場の背景画がよく見ると、煙の部分がうっすら滲んで揺れてる、みたいな。
しかし、2幕になると映像技術が本気を出し始める。
いうなれば、ターミネーター2 3D。(え)
個人的には後半はやりすぎだと思いました…。
舞台背景レベルじゃなくって、シミュレーションゲーム並みの作り込み方をしてる箇所がいくつかあって、
逆にちゃっちいと言うのか。
ガブローシュの死などは、これもひとつの見せ方か、と納得できるけど、
ジャベールの死は涙が引っ込む(特に吉原さんの巨体が飛んだ時はもはやちょっとうきうきした)し、
かといって、前の演出版でも、わー、何か面白い(こら)と思った記憶があるので、
これならいっそのこと碇知盛風に(まさかの背面落ち)すっぱり消えたほうがカッコいいと思われます。

もちろん、舞台での映像技術の使い方は興味深く(卒論のテーマにもしたくらい)、
面白味は理解できるけれど、この作品に、アトラクション的な映像や使い方はいらない。
何も作品を深めないどころか、時代感さえ奪ってるように見えた。

あとは、バルジャン像が変わった。
(注:7年前に見た清隆バルジャンを7年間わたしの脳内で醸造したオリジナルバルジャンとの比較)
バルジャンの「誰だ、私は?」という問い。
震える自分を奮い立たせながら、
たとえわずかな光でも見出して必死に自分の行くべき道を確かめようとしてるようで。
…あのフレーズってこんなに切実なんだったっけ?
すさんだ心から立ち直り、天に召されるまで、ジャベールだけでなく、
自分自身とずっと戦い続けるバルジャンに、
こんな胸が締め付けられるような生き様だったのか、と脳天直撃の衝撃を受けました。

当然のことながら、役柄のイメージは、キャストによって印象が全然違うので、
この辺りは、その2としてまとめるつもりですが、
とにかくキム・ジュンヒョンさんに堕ちました。(さらっと重大発表)

というわけで、『レ・ミゼ』楽しかったです!
というか、本当に良い出会いとなりました。

あ、ちなみに、フェスティバルホールは入口付近のラグジュアリー感に期待すると、
中が市民ホールぽっくてちょっとテンションが下がり、
なおかつ、ロビーが暗いので、PR用に立っていたロミジュリの城田くん等身大ロミオが、
強烈なスポットライトを浴びていて、もはや彼自身が発光しているかのように神々しく、
通るたびに、心の中で手を合わせました。(何のこっちゃ)
しかしながら、音響は最高でして、
声は、マイクレスのように自然に響き、
オーケストラも繊細なところまで聞こえて、耳にするっと入ってくる。
これも通い倒した要因の一つかもしれないです!

見切れの注釈付きチケットはまだ売ってるし、当日券もあるので、ご興味ある方は是非ー!
見て絶対損はしない!
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2013.09
15


10:20
今年の1月から観た舞台をとばしとばし超ざっくりまとめ。
書かないとすぐに忘れゆく悲しい脳みそ。

まず、お芝居。
『組曲虐殺』に出会えたことは大きかった。
優しくて、心に染み入るような言葉たち。
みんなでおしくらまんじゅうする一瞬のユートピアの愛おしさが忘れられません。

『ポリグラフ』は卒論でテーマにした舞台での映像使用、
そして、ルパージュ作品ということで、わくわく。
客を呼ぶ気0のチラシのビジュアルのツッパリ具合を裏切らず、ああ、過激でした…。
すっぽんぽんシーンもありで。
でも、あの現実と夢、時間軸の錯綜した感じは好き。
すっぽんぽんシーンの体の動きをシルエットで見せるところはとても美しく、
これまでのシーンとこれからのシーンの動きの先取りも織り交ぜて繰り返すのが、何だかかっこよかった。
カーテンコールまで、影を使った演出で素敵でした。
けど、一般受けはしない!

『デキルカギリ』は原発問題も組み込みつつのお話。
それがすごく中途半端で、持て余した感がありました。

『八犬伝』は、ポスト八犬伝。
歌舞伎でもそうだけれど、義理や忠誠や大義名分で全て片付いてしまう気持ち悪さって絶対にある。
誰かを救うために自分の家族を犠牲にするとか歌舞伎の世界ではしょっちゅうあることだけど、
誰もそこに異議を唱えないままハッピーエンドを迎えても、やっぱりどっか気持ち悪い。
『八犬伝』のラストは、その辺りを踏まえて、でも、わかりやすく、あくまでもエンタメの範疇で、
そうじゃないよね、やっぱ気持ち悪いよね、と観客の気持ちを代弁する。
でも、本当に痛快娯楽エンタメで、阿部サダヲや田辺誠一の軽さ全開で、時代劇らしさもあまりない。
殺陣も多く、血のりも史上最多量(わたし史上)で、とにかくド派手。
豪華出演陣の中で一番楽しみだったのは、初阿部サダヲだったけど、
心奪われたのは、中村倫也くんでした。
旅芸人の毛野役で、美しく、妖しく、そして、実は…というどんでん返しもあって1番の儲け役。
声が非常に滑らかでそのまま歌舞伎の女形にスカウトしようかと思いました(何様)
ゲキ×シネにしても迫力ありそう…!

宝塚は星組『南太平洋』から。最近メキメキ頭角を現してきた原田先生の作品。
「清く、正しく、美しく」という割には、実は泥臭い作風が多い宝塚で、
セット、衣装から照明に至るまで、舞台の使い方がどこまでも美しく、繊細で、
すべてのシーンを切り取って額縁に入れて飾りたい程でした。
そして、ヒロインの妃海風さんが生き生きしていて、大ナンバーも大健闘!
これからも頑張ってほしい!

『DREAM LADIES』は宝塚OG公演。まみちゃんこと真琴さんが原案担当・出演というのが目玉。
結果は、うーん・・・無理にお芝居仕立てにしなくても良かったかな。
というか、原案のまま、思いついたアイディアをつなぎ合わせただけで舞台に上がってしまったという印象。
そこは、暁くんが肉付けして芝居にせねば…!
宝塚OG公演の難しさは重々承知で、お客さんはかつての思い出を甦らせてほしく、
キャストは、宝塚時代は過去であって、今はあくまでも女優であるというズレが常につきまとってる。
でも、現実としては、「宝塚」という魔法は、退団の瞬間に切れてしまって、
二度と再びその魔法にかけられることはないということ。
…わたるさん以外。(わたるさんは普通に男役なシーンがあって鼻血吹きかけた)
だから、宝塚OG公演は目指すゴールが最初からわからない舞台ということで、
もがけばもがくほど、迷子になってしまうんだなぁ…。
ただ、今回の良かった点は、選曲が良かった点。
まみちゃんが「LUNA」や「BLUE MOON BLUE」や「ル・ボレロ・ルージュ」だけでジーンときたけど。
そこで思い出に浸りながらも、衣装や振付に、何か違う・・・!という違和感と戦いながら、
思い出に浸るという難しい作業になりました。

その他、初シティボーイズの『西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下 ではじめる準備を』は面白かった!
漫才は関西、コントは関東(アンジャッシュとか東京03とか好き)なので、
テイスト的にするっと入れて笑ったー。
笑いだけじゃなく、世界観全体が心地いいというのか。
けして過剰すぎず、普通の何の変哲もない現実がシフトしていくのがこんなに刺激的なんて。
シティボもまた観たいし、コントももっと観たいなぁ。
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