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☆だんだらだらだら☆

記憶力がないアラサーのブログ。演劇/ミュージカル/宝塚/歌舞伎/映画/美術館/フィギュアスケート/JAZZ/大阪万博/食べ歩き/カメラ(OM-D E-M10 mark2) などの話題。

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2010.11
14


22:05
前記事と時間が前後してしまいましたが、
小学校の修学旅行以来の二条城へ行ってきましたー!というお話。
というのも、観○光EXPOという
歴史ある空間×現代アートのイベントが、
二条城ほか、清水寺、泉涌寺では7日まで、
圓通寺では今日まで開催されてたんです。
で、実はブログにはほとんど書いてなかったんですが、
映画『真夜中の弥次さん喜多さん』から、原作のマンガ版にハマってしまい、
その作者、しりあがり寿さんに若干ハマりかけてしまって・・・。
その時、奈良のアートプロムで作品の展示があると聞いて、
行きたいと思いつつも、結局行けず、
しょぼんとしてた時に観○光EXPOにしりあがり作品との情報が・・・!
その上、タイムリーな事に、
今年は村上隆さんの作品がヴェルサイユ宮殿に展示されて、
結構な騒動になった(ネガティブな意味で)という話題も聞いたので、
そういう意味合いでも、最近増えてきてる、
こういう一見異質なもの同士を組み合わせる試みって結局どうなの?
という好奇心も満たせる嬉しさ!
というわけで、かなりワクワクしながらいざ二条城へ。
・・・の割に観○光展、どこでやってるかいまいちわからず(え)、
とりあえず二の丸御殿へ。

IMG_0889_convert_20101107210758.jpg

団体用の靴箱でわーわー言いながら靴はきかえた記憶、カムバック!
私の学年、大きい行事は必ず天気が悪かったんですよね。
そう、あの日も雨だった・・・(遠い目)
***
二の丸御殿、すっごい良かった!(興奮)
きょろきょろ落ちつきなく、ドキドキしながら拝観。
こんなにカーペット敷いちゃってたっけ?とも思ったけど、
何よりこんなに楽しかったっけ?っていう感覚。
嘘ほど美麗な襖や欄間が障子からの柔らかい光に包まれていて。
一歩踏み出す度キュッキュッと鳴る鴬張りの床の音に妙に心が落ち着いたり。
時間が進んでるとは思えず、どこかにゆっくり溶けこんでいて、
ちょっとしたはずみで江戸と繋がって、
そこの角辺りから将軍でも現れるんじゃないかと思うような・・・
歴史ある建築の中でも、かなり独特の雰囲気を感じました。
また、平日、人が少なめの時に一人でゆっくり回りたい場所。


本丸御殿の方へ。
まだ紅葉には早かったものの、美しい庭園。
この辺り、映画『大奥』でも出てた!
広いので、人が分散してさほど混雑しないっていうのも良い。
そして何より、この広大な土地全てを、
600円で回れるっていう点が素晴らしいじゃあないですか!(力説)

IMG_0895_convert_20101107210917.jpg


***
しかし、肝心の観○光展が見つからない。
実は何と、庭園とは真逆の方向の、
というか入口入ってすぐの台所ってとこで開催してました。(ちーん)
というわけで、最終的にようやく到着。
さして宣伝するわけでもなくひっそりとした様子。
そのせいか見に来てる人の数も少なかったように思います。
写真撮影OKだったのかな?
撮ってらっしゃる方もちらほら。
結構自由な感じで気持ち楽。
ただ、ちょっと残念だったのは、入り口のところで、
京都のお店にありがちなBGM(JPOP邦楽アレンジみたいな)が流れてたこと。
あれでは雰囲気が出ねえ・・・(わなわな)!
***
いくつか作品があったうち、
先に二の丸御殿へ行ってしまったせいか、
二条城っていう場所とリンクしたものにグッときた。
まず、高見晴恵さんの「はじまり」っていうインスタレーション。
床一面に青の毛糸(紐上に切った布?)が敷き詰められた一室の様子が、
鑑賞者側が眺める部屋からの明かりによって微かに見えるだけ。
二の丸御殿で、柔らかい日の光が、
部屋を、欄間を、襖を照らすのも素敵だったんですが、
たまーに日光がほぼ当たらず全体が闇に沈んでる部屋もあったんですよね。
その忘れ去られたかのような部屋の雰囲気がすごくって。
千と千尋のカオナシいるよみたいな?(違うと思う)
暗闇の中にぼんやり浮かぶ襖絵、
自分の立ってる廊下側とは明らかに違う、ひんやりと湿っぽい空気感。
怖いけど、不思議に美しく、皮膚も心も粟立った。
その時の感覚が「はじまり」にありました。
手を伸ばしたらどんより纏わりつくような空気、
耳をすませば風の音がかすかに聞こえて、
目を凝らせばかすかに青がざわついてる。
矛盾してるけど、静かなざわめきみたいなイメージ。
それは命を誕生を予感させる海なのか。
光じゃなく、こんな風な無言のエネルギーをはらんだ闇から、
この世界は始まったのかもしれないと思った。
***
あと、しりあがりさんの大政奉還をパロったインスタレーション。
中型の液晶画面を将軍、小型を大名になぞらえて、
実際の大政奉還みたいに相対するように配置。
それぞれ、ゆるーいキャラがゆるーく映ってます。
将軍、ピースし始めたりとか。
これも二の丸御殿にある大政奉還再現シーンを見てからだったので、
余計に辛辣に見えた。
このそれぞれの無責任さが、妙にリアルっぽく見えるねん。
将軍側、大名側と、あっちこっち動いて、
自分の視点を変えてみても印象違った。
で、実はしりあがりさんご本人に遭遇した!!
人が少なかったうえに誰も気づいてなさそうだったのを良い事に、
握手してもらったーー!!(感涙)
今思えば、りびんぐでっどの前売り券にサインしてもらえば良かったのに!
とか色々な思いがこみ上げてくるんですが、
テンパってどもりどもり声かけれただけでも、
自分としては上出来やな。(低レベル)
しりあがりさん、ものすごーく穏やかで優しそうな方でした。
この穏やかな目が世の中をあんな残酷かつ辛辣に映すものか・・・
と訝ったほど。
・・・いや、この目だからこそ映せるのか。

***
今回は二条城しか行けなかったけど、
街とアートが一体化したイベントって、
っと積極的に行ってみたいな、と思った。
ホワイトキューブで経験するより、
もっと自由に五感を使えそう・・・な気が勝手にする!
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