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☆だんだらだらだら☆

記憶力がないアラサーのブログ。演劇/ミュージカル/宝塚/歌舞伎/映画/美術館/フィギュアスケート/JAZZ/大阪万博/食べ歩き/カメラ(OM-D E-M10 mark2) などの話題。

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2014.05
17


16:21
本当にお久しぶりです!
みなさまお元気でしょうか?

最近は4月文楽夜の部、『レディ・ベス』、『夜中に犬に起こった奇妙な出来事』、
『ライオンキング』、『ハルナガニ』『ベルサイユのばら』を観ました。
あー、でももう舞台では心の渇きを潤しきれないというのか・・・。(心がっさがっさ)

悩めるヴァンサンカン。
人生の転換期なんでしょうか。
わたしはすごくせまーい世界で楽にぬくぬく生きてきたけど、もう限界なのかもしれない。
あ、ちなみに雑誌のヴァンサンカンてめっせラグジュアリー感満載なんですけど、
ホントにみんな読んでるんですか…?(おそるおそる)
どなたか、20代のあるべき姿を教えてください。(絶賛大募集中)(割と本気)

というわけで、人生に迷いながら(大袈裟)、以下、ベルばら以外の簡単な感想を書きました。
(ベルばらはまた改めて書きます。)
4月文楽夜の部は仕事がかなり忙しい時期に仕事行ってから見て、
もう死ぬかと思いました。(白目)
5時間、眠気と尾てい骨と肩・背中の痛みとの壮絶な戦いを繰り広げてました。
お話自体は歌舞伎でかじったことあるのでまだよかったはずが、
前半うつらうつらしてしまい、気づいたら、
お人形が火を噴いてかなりバイオレンスな事態になっていて、
そこから怖くて寝れなくなりました。(おそるべし文楽)
***
桜丸切腹の痛々しさには歌舞伎も時代劇も含め、人間は勝てないと思った。
人形が表現する苦しみや痛みや、死を迎えた時のあの「人形に還る」あの瞬間が、とっても崇高。
怖いくらいでした。
そして、人形遣いさんが人形と一心同体でありながら、同時に、人形を看取るというのか。
不思議なスタンス。
あと、人形遣いさんを観察してて、やっぱり自分自身が演じているわけではなくても、
立役、女形みたいに、顔つき、表情に出るなぁと思った。
(すいません色々限界でぼーっとしてました)
というわけで、こんな情けない状態だったわけですが、
それでも無理やり見に行ったのには大きな理由が。
住大夫さん引退。
***
この日は、わたしはかなり下手にいたので、少しお声が小さく、
早口になるとちょっとしんどそうかなぁと思ったのですが、
独特の声の響き方をする箇所がやはりあり。
そして、桜丸の切腹。この悲壮な場面での「泣き」。
堰をきったようなあの感情のほとばしり方。すごかった。
住大夫さん、わたしは生で数回しか観てないけど、それでもすごいというのはわかる。
見に行けて、よかった。
(引退会見の言葉ひとつひとつも素晴らしいものでした。→こちらで読めます)

『レディ・ベス』は…うーん…ミュージカルって難しいですね(遠い目)
最近見たミュージカルの中では『Next to Normal』が大ヒット、
『メリリーウィーロールアロング』がプチヒットなのですが、どちらも小型ミュージカル。
いわゆるグランドミュージカルで大好きな作品は最近本当に1作もないかもしれないです…。
何かもうしょっぱなロジャー・アスカムが歌い始めた時点でやっちまった感がただよっていて。
舞台上に天文時計を模した特設盆があり、
セットはそこに足し込んでいったり、映像で補ったり。これがなんかしょぼい。
物語がやれ宮殿、やれロンドン塔と言う割に、
セットが全く変わらないので、スケール感が感じられないんですよね…。(衣装は綺麗です)
クンツェ&リーヴァイ作品の中でもっともスケール感のでかい物語のはずが、
ぜんぜん動きが感じられず、その実感がわいてこないというのか。
エリザベートも全編に渡って特に何をしてるわけでもないけど、やっぱりトートの存在が大きくて。
今回のエリザベスの葛藤はなんだったんだろうと思った時に、
母親のアンブーリンが、トートであり、アマデでありレベッカなんだろうけれど、
それがうまく機能してなかった。
むしろ筋肉ムキムキの処刑人に目が行きます。(それはただの筋肉フェチ)
それが死の影なのかもしれないけど…なんか薄っぺらい。。。
エリザベスがむしろとらわれてるのは、ヘンリー8世の影で、
この辺をもっとふくらました方が面白そう。
わたしがウィーンミュージカルに求めてるのはいい意味でのくらさなのですが、
めっさ明るかった!(舞台設定自体は結構えげつないはずなのに)
アンブーリン意外に良い人やし!
イモーテルもベタ。
***
そして、明るさに拍車をかけるのは、見事に変な男性陣の役!
ロジャー・アスカムに至っては本筋にからまずどうでもいいし
(かなめさん演じるキャットに至ってはそれに輪をかけて)、
何といってもベスの相手役ロビン・ブレイク。
チラシを見た時からうすうす感じていた、やっちまう…かも…(ゴクリ)な予想は見事的中。
ターザンばりにツタでわーっと登場とかあの格好のつけ方とか、
直視できない何かがありました。(お察しください)
あ、フェリペも何かある意味すごかったです。
信長みたいなうつけもののいでたちで登場します。
ひとりテニミュ的な軽さ。マンガみたいな役回り。
でも、cool headの歌が一番耳に残ったりして!
***
花總さんは美しく、よくも悪くも宝塚のプリンセスっぽかった。
(男装するところはロザラインかと思って白目…!)
歌は地声でかなり頑張っていました!
山口さんは久々に芝居で見て、安定の面白さでした。
花總さんとのちぐはぐな感じとか、ぐっときました。
マリウスやクリスであんなにときめいた育三郎に冷笑を浴びせる日が来るなんて…(涙)!
未来さんはロック調のナンバーありで、大迫力!
場をかっさらっていきます!
あともうちょっと地声で…という惜しい箇所もあるけど、さすがです。
古川君はロミオからさらに磨きをかけた、不思議な歌と芝居でした。
ここ帝劇だよ、とそっと耳打ちしてあげたくなった。(どういう意味)
おちょくりたくなる人ですね。(満面の笑み)
***
ヨーロッパ系のミュージカルも過渡期に来ていますね。
帝劇サイズのグランドミュージカルの新作は、
もうワイルドホーンかウィーンミュージカルかになってきていますが、
もうちょっと内容を精査して持ってきてほしいなぁと切に思います。
『エリザベート』で頭ぱっかーんとなるくらいの衝撃を受けただけに、本当に残念に思います。

『夜中に犬に起こった奇妙な事件』
事件(ミステリー)+森田剛(一回見てみたい)=よし買った!の単純思考を呪いたいです。
内容はミステリーというよりは、
『Next to Normal 』や『リタルダント』に近くて、現代的な家族のお話。
『リタルダント』では若年性アルツハイマーであり、
ネクストでは統合失調症だった物語のキーが、
今回は、アスペルガー症候群だというイメージ。
自閉の彼が住むとてもミニマムな世界と、彼の知識や想像が一気に広がっていく宇宙。
セット転換なし、学校の教室のみで、映像を黒板中心に投影しつつ、
椅子などの小道具は、小劇場テイストで、役者さんたちが運ぶスタイル。
ピアノの生演奏あり。
***
設定を日本に置き換えているので、彼が自分の世界から一人で冒険する先は、東京。
私たちにとってはとても身近で、当たり前として受け入れてる、
大量のアナウンスや、氾濫する広告(上っ面の中身の伴わない言葉の洪水)や人波は、
彼にとっては異質で受け入れられないもので恐怖の対象でしかない。
周りを巻き込みながら、犬を殺した犯人を見つけようと、
そして、その「犯人」から逃れようとするにつれ、
「思いやり」のベールに包んだ大人たちのエゴが徐々に見えて、傷ついて、
でも彼はそれを吐き出せないから、ためこんで、ためこんで。
でも、最後には、一つの自立したチャレンジを果たして、一つ夢をかなえる。
コミュニティを再構築する。一つの新しい命を迎える。
***
森田剛さんが噂通りよく、2階最後列の一番端の最果ての地から見ると、本当に少年のようでした。
早口になると少し滑舌が怪しくなるけど、
いわゆるアイドル芝居ではなく、しっかりとした演技派俳優さんで、
これからも観てみたいなぁと思いました。
高岡早紀さんは、ここでも魔性の女でした…。

小学生の時に一度見たきりだった『ライオン・キング』
しょっぱな「サークル・オブ・ライフ」で号泣。
やっぱりいいですね。
でも、芝居が…(白目)
本当に常時前につんのめりそうになって、正直しんどかったです。
四季に見に行くごとにあのしゃべり方が酷くなっているような気がします。。。
初ミュージカルとなる機会が多い劇団だと思うので、
ミュージカルはみんなあんな感じと思われるのが怖いなと正直感じます。
***
かといって東宝ミュージカルがすばらしいというわけでもなく、
劇団やカンパニーの形態が特殊で、
出演する役者もとても偏っていて、ミュージカルの歴史が長い割に、
レベルがあがってきてない日本のミュージカル界全体に危機感を覚えます。
しかも、韓国のオリジナルミュージカル『シャーロック・ホームズ』を見て思ったけど、
日本オリジナルミュージカルも輸出できるほどの出来のものってほぼないに等しい。
もっと海外みたいに、自由に色んな人たちが切磋琢磨して、競い合えるといいなぁ。
(もうここまで来たら、今更絶対制度もクオリティも変わらないと思うけど…)
***
ラフィキがとてもよかった!
ヤング含めシンバとムファサとヤングナラが、かなりがちがちの母音法。
(せめて子供にはのびのびやらせてあげて!)
ナラは、少し歌が弱くて、何故か、宝塚のねねさんの喋り方だった。
スカーは色濃くなく、普通。
(ちなみに小学生の時に見たのは、多分野中万寿夫さんのスカーだったと思うのですが、
すごく悪役らしくてかっこよくて、ファンになって帰った覚えが。)
良かったのは、ティモン(川口雄二さん)、プンバァ(韓盛治さん)。
ばりばりの関西弁で間も抜群!さすが大阪。変な若手芸人より笑いを心得てる気がした。
カーテンコールも大人気!
他の地域でもこんな笑い取るのかな…?
大阪最強説を唱えたいです!
しかし、こんなに相手の呼吸を読んで芝居してる人がいるのに、ホントもったいない…。
***
プライドロック。大がかりな動物たちのコスチューム。
ヌーの大群。水面に映るムファサの影。動物たちの影絵。メスライオンたちの涙。
見るものすべて鮮やかで、これで子供たちが初ミュージカル体験できるのは幸せだなと思った。
だからこそ芝居を…(永遠ループ)
とっても力を持った作品です。

『ハルナガニ』はヒットだった。
意味不明という評がほとんどだったんですが、そんなことはなかった、と思う。
夫妻どちらも相手は1年前に死んだと言い張って寂しがるが、
息子にはどちらも見えるし、観客にも見えてる。
パラレルワールドかと思いきや、あれ?実は夫婦お互いに見えてるんちゃう?
***
前半はファンタジーっぽい展開で、どちらが本当に生きてるのか、
観客にはどちらも見えてるのに互いに見えてない夫婦のリアクションが、
コメディタッチで盛り上がる感じ。
徐々に、あれ?実は見えてる?というリアクションが増えてきて、
なおかつ家族以外の第三者が出てきて、最初の設定が覆される。
ここで客席が混乱するのか、結構面白いところがあるのに、笑いが消え始める…。
実はお互い生きていて、今も変わらず夫婦でいるのだけれど、
相手の存在を消そうとしているだけなんじゃないかと気づき始める。
崩壊してしまった家族の現実から逃れて、過去の幻想に浸ってると。
久里子さんに会いに来た部長が話す、夫婦がまだ付き合い始める頃のスキーエピソードや、
春生さんに会いに来た秘書の三浦さんが話す、
昔ベランダにたたずんでた「星」のような夫婦の影のエピソードとかも温かくって。
外側からも家族を必死に修復しようとするけど、叶わず。
すると、何とか家族の絆をつなぎ止めておこうと波風立たせたいように、
親の話にうまく合わせてた一人息子が、ついに声を上げる。
コンビニみたいな家族。
とても的を射ていて、ドキリとさせる例え話。
あるエピソードがフラッシュバック。
ここの息子 亜土夢の出方に号泣。
***
生きていく上でもちろん不安も悲しいこともあるけど、
誰かと関わりあって、家族を作って家庭という場所に自分を根付かせて、
確かに今を「生きている」ということ。
歴史にも残らない、多くの人の記憶にも残らないかもしれないけど、
お互いが生きている証を認め合い、存在しているということ。
自分の存在って心もとないけど、「一緒に生きている」という強い思い。
でも、必ず、どちらかが先に死んでしまう、その時の予行練習のような静かさもあって。
それって当たり前のようでいて、たいてい忘れてることで、
時々はっと思い出して虚しさにのまれてしまうから、この舞台を観て、グサッときた。
心の中をくすぶってた気持ちを言い当てられたようで。
愛情って何だろう。家族って何だろう。
部長や三浦さんも併せてみんなで手巻き寿司を作り始めるラスト。
単に仲直り、よかったね!だけじゃない色んな感慨に浸りました。
***
薬師丸さんの可愛さ、いっけいさんのユーモアとふてくされ具合、
細田くんと菊池さんの柔軟でやわらかな空気感、
菅原大吉さんの存在感、ちょっと間抜けた喋り方。全部よかった。
細やかな脚本も素晴らしいですが、何より、色んな意味にとれる言葉を的確に具現化した、
演出の内藤さんに惚れました…!!!

以上!
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