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☆だんだらだらだら☆

記憶力がないアラサーのブログ。演劇/ミュージカル/宝塚/歌舞伎/映画/美術館/フィギュアスケート/JAZZ/大阪万博/食べ歩き/カメラ(OM-D E-M10 mark2) などの話題。

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2016.02
22


22:00
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瀬奈さん版を同じ劇場で見たのは、もう11年も前のことらしい。
ちなみにこんなのもやってましたねー。
なんか色んな意味ですごい光景。NHKで見た気がします。



初演時は、高校生だった。
そういや感想ノートに書いてた気がすると思って引っ張り出してきたら、
「バンバリーの歌がハイサイおじさんに聞こえる」って書いてた。
うん、正直、今回もそう思ったよね。(成長なし)

以下、簡単な感想です。
以前見たときの記憶は、
とにかくハッピーでキャラクターも衣装もセットも全部可愛くて、楽しかった!というもの。
ほっこりした笑いで締めくくられる後味の良さでいいイメージが残ってたけど、
改めて見たら、特に1幕は割とダレる部分も多いなと思ったのも事実。
ただ、執事兼物語進行のレインが鳳月杏さん(芹香斗亜さんと役替わり)になっていたので、
また違った(見目麗しい)見どころができてました。
なおかつ鳳月さんとキキの持ち味が全く違ったので、
役替りでもまたぐんと雰囲気が変わるだろうなと思った。

セットはたぶんほぼほぼ変わってないと思う。
舞台上のオケも健在で、植物園に模して、柵に囲われて演奏。
プロポーズや帽子の歌でアーネストやグウェンドレンが登場する時の、
上から降りてくるセットも懐かしかった。
トゥーンタウンのミニーのおうち的なポップで可愛らしいデザイン。
そこで歌うみりおがまたミッキーみたいで更に可愛い。
あー、見ていくうちに初演の記憶も蘇っていく。

みりお@アーネストは歌も芝居も想像通りのみりおだった。
当時の瀬奈さんみたいにはくはくしてなくて、ぬかりなく可愛い。
だからこそ、予測不能な笑いにはつながらないというのか。
(アーネストで予測不可能な笑いって逆に怖い)
もともと発散型ではなく内に籠るタイプの芝居スタイルかもしれないけど、
余裕があるだけに、もう少し変化球を入れつつ冒険して欲しかった気もした。
というか、みりおはコメディよりシリアスな方が絶対向いてる。(そもそも論)

特に2幕は物語をリードする必要がある花乃まりあさん@グウェンドレン。
前回、彩乃かなみ、遠野あすかというスーパー娘役がやっていたこともあり、
どうしても花乃ちゃんのパンチの弱さが目立った。
まだ段取りに追われている感じで、
セシリィとの可愛いケンカのくだりもはじけ足らない感じ。
全体的に遠慮がちで大人しく、花乃まりあという人のカラーに出会えずにいます。

芹香斗亜さん@アルジャノンは、みりおが端正に作り込んでいる一方で、
ぼさっとしたええとこのマイペース坊ちゃんという地を活かしてた。
一方で、遊び人感は薄い。
今回何よりびっくりしたのは、歌えてること。
「バンバリー」とか「マフィンソング」はもちろん、「子供のように」ですら聴かせる。
高音まで伸びやかに、胸を張って歌いあげる姿に、勝手に親心(泣)

セシリィは城妃 美伶さん。
おませで可愛いとかそういうレベルじゃなく、
どういうわけか、妄想力爆発のオタク少女に見えました。
なんかすっごい親近感湧いた。
キキアルジャノンとは二人ともマイペースでわが道突っ走る、
ある意味お似合いのカップルだと思う。
歌は、すっごいいい声なのに特に高温が不安定気味でちょっと惜しかった。

レインって改めて見ると、物語運びには関わらないのに、出番はめっちゃ多い。
で、話に聞いていた鳳月杏さん@レインをやっとこさ認識。
よく響くいい声で、歌も全く危なげない。
何なんだ…この人は…と訝りながら観ていて、気づいた。
この役、イギリスの階級社会をチクリとやりつつも、
朗らかに明るく場を盛り上げる役だと思ってたら、なんてアダルティー。
メイドの1人や2人すでにモノにして、そろそろ3人目いくか、くらいの。
執事カフェにいたら、迷わず通ってるくらいの。(どうやら惚れてしまったらしい)
バックに牛や羊がいようが、御構い無しにぶれない色気。
これは、まっつ的なことなのか…と考えてるうちに本編終了。
鳳月さんのアルジャノンはまたぐっと雰囲気が変わるでしょうね!
というか、セシリィとの関係が犯罪すれすれになりそうですね!

レディ・ブラックネルは悠真倫さん。緩急あるお芝居と迫力はさすが。
ミス・プリズムは花野じゅりあさん。
じゅりあさんもいつの間にか上級生になって、
こういう役もやるようになったんだなー、でも衰えぬ美貌だなー、
声もいいし、コメディセンスもあるよねー、とずっとオペラグラスで眺めてた。(怖)
いやー、美しい(しみじみ)
編み込みのヘアスタイルも眼鏡姿も似合ってて。
何を着てもどんなスタイルでも、その世界観がぱっと浮かび上がる華のある人だ。
単なるコスプレなんて軽々しい表現ではなく、
「ヴィクトリア朝衣装大全」とかそんな感じの本気のビジュアルブックを出して欲しいです。
大枚叩いてでも私は買う。(割と本気)

フィナーレ。
きらきら黒燕尾のみりおがなんて美しい。
みりおの黒燕尾のダンスはオーラがありながらもとっても端正で、
黒燕尾なんてもう見飽きるほど見てるはずなのに、
うわー、宝塚だー!って新鮮に胸が高鳴る。
かっこいいー!って夢見る乙女になる。(自分で言う)
そこに、キキと鳳月さんが加われば、キキのやや青いけど男っぽい雰囲気と、
鳳月さんの限りなくアダルティーな魅力で、絶妙なトライアングルができる。
このトライアングルめっさおもしろい!いい!と心の中でガッツポーズを繰り広げながら、
はやる気持ちを抑えつつ、三角食べみたく、オペラグラスで順々に三者三様をのぞいてた。
ここで、本編でまっつ的な…?と感じていた鳳月さんが誰かに似てると気づく。
黒燕尾のラインの美しさ。一挙手一投足乱れない。そしてここぞの流し目。全てパーフェクト。
・・・そっか、萬あきらや!(まさかの)
大きな謎が解けた、清々しいフィナーレでした。

鳳月さんはまかぜと同期。
花にきてからバウ主演の遅咲き。キキより一個上。
確かにザ・スター!って感じではないけど、研10そこそこで、
風情が萬あきら(わたしの中では)って、ただごとじゃないし。
面白くなりそう…と、これからの鳳月さんのポジションが気になりつつも、
改めて花組って色んな男役がいて今充実期だなーと思った。
なのに、次回は『ME AND MY GIRL』。
今回と色が被ってしまうので、せめて間を空けてやって欲しかった。
しかも、こういう充実期にはショーが観たいんだよー(泣)
みりおって意外にショースターだと思うし、何しろこの男役たちの魅力を最大限に活かしたい。
雪組が立て続けに良いカードを引いてるだけに、余計に思ってしまった。

ちなみに、ウエストエンドの「まじめが肝心」は、
ブラックネル夫人がポワロでおなじみのデヴィッド・スーシェだったらしい!
これを見た後のゆうまりんのしっくり加減ったらない。
The Importance of Being Earnest
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