FC2ブログ
美の歴史
RSS
Admin
Archives

☆だんだらだらだら☆

記憶力がないアラサーのブログ。演劇/ミュージカル/宝塚/歌舞伎/映画/美術館/フィギュアスケート/JAZZ/大阪万博/食べ歩き/カメラ(OM-D E-M10 mark2) などの話題。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2016.06
12


17:22
熱いファンに圧倒されながら『REON JACK』を見てきた。
以下、掘り起し感想というかれおん語りになりました。
映像から始まる。
「REON JACK」というタイトルにちなみ、
ダイヤのネックレスをJACKするれおんくんの映像。
でもネックレスは自分でつけちゃうところが男役を卒業した証。

『プリンス・オブ・ブロードウェイ』(感想書けてないけど)や『REON JACK』を見るにつけ、
何でこれを現役時代にやらなかったんだろう、という思いばかりが駆け巡る。
けして、OGにならないとできなかった新しいことをやってるわけではないんですよね。
とても宝塚的でもある。
PoBのタイムズスクエアダンスも今回のタンゴやラストのソロダンス。
男女問わず、こういうのを観たかったんだと。
こうして輝く柚希礼音を観たかったんだと思う。

でも一方で『REON』の時から常々むずがゆさを感じている、
「レジェンド」であり、「レオン礼賛」は演出上今回も続いていた。
MCでは、うめにゃん、音花さん、鶴美さんがひたすられおんくんを称えるし
(うめにゃんがいい具合に落としてもくれるのが救いだけど)、
とにかく全編REON!て感じ。
それも含め、『REON』シリーズの延長線上だった。
本当に、色々な意味で、OGになった感触がまるでないコンサート。・・・というかライブ?
新しいキャリアの始まりなのに、もう一度宝塚にさよならをしているような。
終わりのはじまりみたいな妙な感覚。

PoBって結構な挑戦だったと思う。
でも、これまでとまるきり違った世界へ踏み出して、新しいキャリアを築くと思いきや、
その舞台で目に飛び込んできたのは、あの「柚希礼音」だった。
歌い方も、踊り方も、どこを切り取っても、あのままでびっくりした。
良くも悪くも、宝塚スターだった。

『REON JACK』では、現役時代と同じようにほわーんとお客さんに語り掛ける。
(そしてお客さんも返事する!)
ペンライトを使って一緒に踊る。作詞した歌を歌うし、2階だって行く。
カラーボールだって投げるし、大玉だってぽんぽん回す。
ピュアで気取らないスターのまま。
ただただお客さんと一緒の親密な空間で盛り上がる。
PoBで踏み出し、これから進むであろう新たな「キャリア」や「ビジョン」は一向に見えない。
MCでも触れない。
唯一触れられるのは「希望の空」での、戸惑いだけ。
あとは、ファンを大事にしたい、という一心はひしひしと感じられる。

OG公演というくくりからいくと、とっても正解だったと思う。
男性ダンサーは8人(クリスティアンを入れると9名)もいるのにでしゃばらず、
むしろ存在感がほとんどなく、ひたすらREONを立てるためだけに存在してる。
せっかく日本人、韓国人それぞれ4人ずついるのに、
それぞれの見せ場的なものもなければ毛色の違いを見せつけることもない。

うめにゃん、音花さん、鶴美さんはお互い濃いつながりがあるし、
歌は音花さんが、ダンスは3人ともバリバリやってくれるし、
MCはうめにゃんのセンスが抜群で笑わせてくれるし、
ミニマム人数でもちゃんとこなせている感じ。
そして、何より「ちえうめ」のさじ加減が絶妙。
男役、女役として見つめ合って対峙するんじゃなくて、
見つめ合わずとも背中で分かり合う「同志」的な、そうそうこれこれ感がある。
MC以外でがっつり絡むのは「Born this way」の1フレーズのみで、
多分もう二度とないチャンスなのに出し惜しみした感があるけど、
それでも、その1フレーズに全てが詰まっていて、泣きかけた。
ちえねねは確かに一つの正解ではあったんだろうけど、
これもまた、唯一無二の関係性。
うめにゃんの出演発表時、「陽月華て誰!?」「ねねとの間に割って入るな」的なコメントがちらほらあって、
ま じ で…と凍り付いたのですが、
レジェンド時代しか知らない人もちゃんと楽しめたかな…。
(それを受けての、うめにゃんの自虐的な自己紹介もありましたねー)

目玉はタンゴ。
『アルジェンタンゴ』に出ていたクリスティアン・ロペスを相手に、
男役姿、女役姿それぞれ違ったテイストで踊る。
れおんくんのスキルに合わせつつも宝塚でありがちな、
なんちゃってタンゴではなく、がっつり踊ってくれる。
クリスティアンとのビジュアルのバランスが良く、
男役姿では変なあざとさのないBL風でほどよく倒錯的に、
女役姿では耽美に、どちらも素敵でしたー。
というか、この場面好きな方、本気で『アルジェンタンゴ』を観てほしいという一生のお願い。
(再演しないと思うけど)
あれもわたるさん、水さん、えりんぎさんのそれぞれと得手不得手を把握したうえで、
徹底的に作りこまれたとてもよくできたタンゴショーでした。
元々タンゴって好きだったのですが、こんなにショーアップできるんだと驚愕した。
そして、今回改めて思ったのは、クリスティアンがめっさカッコいい
メインホールの真ん中に登場するだけで世界観を醸し出せる。
れおんくんと組んでものまれず、張り合える華がある。
タンゴとカーテンコールしか出てこないけど、
カーテンコールでTシャツ着て踊ってるのも可愛い。
クリスティアンのタンゴ教室、通おうかなと思ってます。(ハマりすぎ)
うん、少なくとも彼のタンゴはまた見に行きたいなー。

あと、もう一つの目玉は作詞曲でのソロダンス。
歌って、れおんくんのオフ映像が流れた上でのソロダンスで盛り上がりました。

正直、全体的にポップスばかりで、(カラフルレオンとナウレオンは結構被った)
締まりがなく、休憩なしで何とか逃げ切った感があった。
しっかり歌うのは宝塚コーナーの曲くらい?
スカピン辺りで感じた歌上手くなったなー、声量すごいなぁみたいな、あの感覚は、
トップ後半~PoB~REON JACKに至るまでなくなってしまった。

***
次は『バイオハザード』。
その次は『お気に召すまま』。

『お気に召すまま』が本当の意味での真価が問われる時なんでしょうね。
関連記事