FC2ブログ
美の歴史
RSS
Admin
Archives

☆だんだらだらだら☆

記憶力がないアラサーのブログ。演劇/ミュージカル/宝塚/歌舞伎/映画/美術館/フィギュアスケート/JAZZ/大阪万博/食べ歩き/カメラ(OM-D E-M10 mark2) などの話題。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2016.07
30


15:52
cpl73a000000um2a.jpg

ブログURLを見ていただいてもわかる通り、わたしはエリザベートに目がないのですが、
(全くエリザネタを書けていないので伝わらない)

今年はエリザ日本初演20周年ですよ!!!
は、早い…!(わなわな)
(この間ウィーン20周年記念を迎えたばっかりの気でいたのに…。)

初演雪組のリマスターブルーレイの発売が決まったり、
OGのスペシャルガラコンサートが決まったりと、
エリザファン小躍りの毎日が続いてますね。(にまにま)

パソコンも何とか動き始めたので、
エリザ動画とか4年越しの感想など、順次あげるつもりです。
まずは宙組感想をば!
朝夏トートは、長身とストレートの長髪を生かして、
想像以上に雰囲気のあるビジュアル。
居住まいや足の運び方が美しくて、ラインの出る衣装を着こなしてた。
オープニングから異質な感じがよく出てる。
個人的に好きな、温度低めな削ぎ落としたトートでした。
そんな中、たまにぐっとボルテージが噴きあがってドス声になって、
またぐっと抑えるのも、面白かったです。
というか、そもそも、いつの間にか貫禄あるトップになってて感激した。
真ん中感もちゃんとあった。
歌は前から気になってる声音が安定しないのはいつも通りで気になった。
でも、しっかり緩急もついていて聞き応えあり。(最後のダンスのシャウトはもうひと押し!)
若干ハスキーになってたのは今後を考えるとちょっと心配だったけど(水さんとかもそうだった気が)、
今の状態だけを考えると、逆にグラデーションがついて聞く分にはプラスになってた。

実咲シシィは、正直声に艶があまりなくて、ボリュームのある歌うまではないので、
無難に歌いこなしていたというイメージ。
むしろわたしは実咲さんの芝居が好きで。
お芝居でこそあの声が生きるというのか。
無駄に娘役らしい可愛さや媚を売らない、すぱっとした芝居。
その聡明な魅力こそみりおんの武器だと思ってる。
アイーダもTOPHATも、みりおんの芝居があってこそ成立して、
今回のエリザベートも合うと思ってたんですが、
うーん…意外に普通だった。(特に後半)
朝夏トートがクールで控え目、ルキー二にも爆発力がないので、
みりおんはもっとぐいぐい鬼気迫る感じでやった方が、バランスが取れる気がします。
実力派の満を持してのエリザベートで、期待も大きく、
気負いもあるのかなと思いつつ、今後に期待!

真風フランツは、何でルキーニじゃないの?と訝るところから始まったけど、
いや、下手にルキーニやるより良かったですわ。
今回一番の儲け役だったんじゃないかと思います。
なんせまばゆい。
艶やかな髪色にどことなく寂しそうな眼差し、柔らかな笑み。
衣装も無駄にキラキラなら、本人自身も直視できないくらいキラキラ。
ここディズニーランドかな、ぐらいの。
やはりこの人はスターなんだ。
シシィとの身長差ハグとかキスとか結婚式の新婚っぷりに至るまで、
とにかく麗しくて、目が離せない。
そして、ときめく。
フランツってこんなにもときめくキャラクターやったんや!という20年目の気づき。
主要キャラクター同士のパワーバランス的にはうまくいってない部分は多いけど、
少なくとも「二人の男が一人を愛する」図式中で最上級の麗しさ。
宝塚エリザ20年目の答えはこれやったんやわ…と白目をむきました。
タッパがあるので、ロマンスグレーになってヒゲが生えると、どっしりと見えて、
晩年はまた印象が変わる。
これはこれで、嘘みたいに端正で、美しいです。
あと、キャラクター的には、わたしの大好きなフランツ、
ゆきちゃん(高嶺ふぶきさま)やえりんぎさん(彩吹真央さん)ほど仕事が出来そうもなく、
ハプスブルクという逃れられないレールを諦めたようにやや猫背気味で歩いてるイメージ。
まかぜ独特のゆったりとしたゆとりボイスが哀しげに響く。
(歌も破綻なく、想像以上にしっかり歌ってた!!)
このまかぜフランツで、ウィーン、東宝版のように、
ハプスブルクの没落まで舵をとるしかない「悪夢」のシーンを見てみたかったなと思った。

愛月ルキーニは、今まで見てきた宝塚歴代ルキー二のセリフの高低、タイミングそのままで、新鮮味がなかった。
あと、舞台真ん中に立って周りを引っ張ったり、舞台上一人になるには明らかに弱い。
そのために、主要キャラのパワーバランスが崩れてしまっている。
難しい役です。。。
あと、声質的にくぐもるタイプで、マイクに上手くのらなかったり、埋もれてしまったのも残念。

桜木ルドルフは、第一声がぶんちゃんかと思った。
少年ルドルフがそのまますっくと成長した無垢で美しいルドルフ。
政治的反感、とか、死の誘惑に抗えきれず、とか、影の部分は感じられなかった。
歌はめっちゃうまいわけではないのに、「我慢できなーい!」とか「王座ー!」とか、
ここぞという時のボルテージの上げ方がうまくて、ドヤの兆しを感じました…。
(フェアリー系にドヤ=鬼に金棒)
蒼羽さんはイメージ近めですが、
澄輝さやとさんは見た目も声質も大人なので、どうなるかなと楽しみです。

衝撃のキャスティングだった伶美うらら氏のマダム・ヴォルフ。
誰よりも目を引く美貌は健在で、マデレーネだったらさぞや美しかっただろう…と思った。
苦手な歌もキャラ的に無理のある役も頑張ってやろうとはしてるけど、
弾け切ってなくって、ちょっと痛々しかった。

純矢ゾフィーは、押し引きでいうなら引きがなく、ずっと強め。
歌も芝居も標準的で個性も感じられず、残念。
ヴィンディッシュの星吹彩翔さんはよく通る声。
当初の「狂人」のイメージが回を重ねるごとに薄くなっていて、
それも演出家の方針なんだろうなと思いつつ、ちょっと可愛すぎたかな。

その他、少年ルドルフの星風まどかさん(可愛かった!)、
リヒテンシュタインの彩花まりさん、
エトワールの瀬音リサさん辺りの安定感ある歌が印象的。

***
で、最後に演出なのですが、変わってなかった…(虚無感)
小柳先生が入り、ビジュアルも少しイメージが変わったので期待してたけど、結局いつもと同じでした。
とりあえず20周年までは、ということでしょうか。。。
もちろん今までマイナーチェンジがなんども入ってることは知ってる。

でも、20年間ほぼほぼ一緒って…飽きた。
あのオープニングの白い人いる?とか、
黒天使わさわさしすぎじゃない?とか、セットダサくない?とか。
20年蓄積した報われない思い…。

当たり前ながら初演からこれまで、
各国でいろんなバリエーションのエリザベートが生まれたわけだし、
舞台技術も進化してるだろうし、
セットや演出のスタンダードも変化してるだろうし、
小池先生が宝塚以外の仕事で身に着けた感覚があるだろうし。
衣装やカツラがどうとかも大事なのでしょうが、
トートがひとりでに動く椅子に座り替えたとかどうでもいいから、
もう一回、作品の捉え直し、洗い直しをしてほしいと思います。
宝塚ってスタッフ陣的にもファン的にもそういうの望まれないのだろうか。。。
とにかく第二のベルばらになってほしくない、
形骸化してほしくないという気持ちでいっぱいです。

あと、これはまた別エントリでがっつり書くつもりですが、
宝塚版のエリザベートが好きな方に、ウィーン版を見ていただきたいという一生のお願い。(重い)
それは私自身が2007年にスカイステージでやってたCMを見て、
軽ーい感じで見に行ったウィーン版来日に脳パッカーン!くらいの大衝撃を受けたから。
そして、「エリザベート」をより楽しめるようになったからです。
単に本場の歌がうまいよ!とか演出がすごいよ!と言いたいというよりか、
何より、物語が全く違うよ、と。
それはすみれコードの影響も含まれますが、
そもそもの世界観や物語の構造、奥行きがまるで違うので(東宝とも)、
エリザ好きの方は観て両方見ると、なるほどー!てなると思います。
(宝塚版の成功が語られる時、ウィーン版がdisられ、また逆もしかりなのが残念でたまらない。。。)

あ、ちなみに、ハンガリー版はツッコミどころ満載なので、また違った意味でおススメです。
こちらもまた改めて。
関連記事